投資初心者にとってはじめての資産運用にはよくインデックス投資の長期積立が良いといわれています。
そもそも【インデックス】っ何?
インデックスファンドってどんなものがあるの?
なぜ長期のインデックス投資が投資初心者のはじめての方にもおすすめなの?
ということでまずは簡単にインデックス投資について解説していきます。
リベ大でおすすめのインデックス投資の「インデックス」とは
インデックスとは、株式市場などの全体的な動きを表す指標のことです。
例えば、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)は日本株式の代表的なインデックスです。
インデックスの種類
- 株価指数:株式市場全体の動きを表す
- 債券指数:債券市場全体の動きを表す
- 商品指数:商品市場全体の動きを表す
- 経済指数:経済全体の動きを表す
リベ大でおすすめの米国(アメリカ)の有名なインデックスとは
米国株式市場全体の動きを表す指標で、最もよく知られている米国インデックスには次のようなものがあります。
おすすめは「S&P500指数」
- S&P 500指数 は、ニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している 500 銘柄の大型株で構成される時価総額加重型指数です。これは、米国株式市場全体の約 80% をカバーしています。
- ナスダック 100 指数 は、ナスダック市場に上場している約3,000銘柄のうち、金融銘柄を除いた時価総額上位100銘柄で構成されています。
- ダウ工業株30種平均は、ニューヨーク証券取引所上場企業の30銘柄で構成される株価指数です。これは、1896 年に作成された最も古い米国株価指数です。
- ラッセル 2000 指数 は、米国市場で上場している 2,000 銘柄の小型株で構成される時価総額加重型指数です。
※時価総額加重平均とは
株価指数の計算方法の一つです。時価総額 (株価 × 発行済株式数) が大きい会社ほど、指数への影響力も大きくなります。
簡単に言えば、
* 株価が高い企業ほど、指数への影響力も大きい
* 企業の規模 (時価総額) が大きいほど、指数への影響力も大きい
つまり大企業ほど多くの割合を占めていて、小さい企業ほど割合が少ないと言えるでしょう。
米国インデックスは、投資家が米国株式市場のパフォーマンスを追跡するために使用されます。
また、ベンチマーク(運用の指標としている基準)として、個々の投資家やファンド(投資信託)のパフォーマンスを比較するために使用できます。
米国インデックスに投資する方法は、インデックスファンド(投資信託)を購入することです。
インデックスファンドは、個別の株式を購入するよりも費用効率が高く、分散された投資を行う簡単な方法です。
投資信託(ファンド)とは
投資家から集めたお金を運用の専門家が投資や運用し、その成果を投資家に還元する金融商品です。
リベ大でおすすめしているインデックス投資とは
市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資手法です。
この方法は、少額の資金で分散投資ができ、シンプルで分かりやすいため、投資初心者におすすめです。
具体的な方法として、インデックスファンドで投信つみたてがあります。
以下は、インデックス投資に関する詳細な説明です。
インデックス投資のメリットとデメリットについて
メリット
- 分かりやすい:インデックス投資は、市場の指数と同じ値動きを目指すため、理解しやすいです。
- 分散投資ができる: インデックスファンドを購入するだけで広範な分散投資が可能です。
- 低コスト: インデックス投資は、投資信託の中でも運用にかかるコストが低いです。
- 手間が少ない: インデックスファンドを買うだけで、手間がかかりません。
- 少額から始められる: 多くの証券会社では100円から投資が可能です。
- 定期的に銘柄入れ替え:常に成長見込みのある銘柄が採用されています。
- 個別銘柄を入れ替える必要がない:厳選された成長株などに分散投資できます。
- 個別株のような倒産がない:例え銘柄の一つが倒産したとしても指数であるインデックスがゼロになることはない
- 時価総額加重型指数である:多くの割合を占めている大企業が大きく成長すればするほど価格も上がりやすい。
など様々なメリットがあります。
デメリット
- リターンの限界: 成長著しい個別株ほどのリターンは望めません。
- 元本割れのリスク: 市場全体の株価の下落により、元本を割る可能性があります。
- 一定の運用コスト: 運用会社によりけりですが、信託報酬などのコストがかかります。
- 短期間ではリターンが得られない可能性: 値幅が少ないため長期的な運用を意識する必要があります。
リベ大で推奨!投資初心者はインデックスファンドでつみたて投資が最適解
投資信託のつみたて投資は、毎日または毎月決まった日などに定額で投資信託を自動購入するサービスです。
主なインデックスファンド (投信つみたて)の中でも特に
などの条件が満たしていて参考になる主な投資信託がこちらです。
全世界株式(オール・カントリー)
全世界株式(略してオルカン)とは、日本を含む先進国および新興国の大型株・中型株(約3,000銘柄)で構成される
MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざして運用を行う投資信託で時価総額加重型指数です。
銘柄入れ替えは、年に4回定期的に行われます。
最近では不動産不況などで成長鈍化した中国の銘柄を多数除外し、反対に成長傾向のインドの銘柄を組み入れています。
米国株式(S&P500)
S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表している米国株式市場の株価指数です。
ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄で構成されている時価総額加重型指数です。
S&P500に採用される銘柄の条件には、
・米国企業である
・時価総額が53億ドル以上
・四半期連続で黒字利益を維持している
・株に流動性があり、浮動株が発行済株式総数の50%以上ある
などの厳しい条件が必要であり、かつ
市場動向を受けて、いつでも銘柄の入れ替えが行われます。
独自委員会が年に4回検討し、毎年12月に定期的に銘柄の入れ替えが行われます。
このことにより、常に毎年新陳代謝がされて赤字転落して成長鈍化した企業は落とされ
反対に成長した企業が採用されていくため、S&P500は投資先進国のアメリカで
長期に渡って右肩上がりの成長を成し遂げて来ているわけです。
他にも
NASDAQ100
米国のナスダック市場に上場する金融業を除いた時価総額上位100社の株式で構成され、時価総額加重平均によって算出される株価指数です。
こちらも毎年12月に定期的に銘柄の入れ替えが行われます。
さらに米国企業でなくても対象となるので、S&P500に比べ世界の代表的な企業動向が反映された株価指数となります。
一方、我らが日本株の日経平均株価は、時価総額加重平均ではありません。
東証プライム市場に上場している225銘柄の株価の単純平均で計算されます。
一方、TOPIXは、東証プライム市場の全銘柄の時価総額加重平均です。
つまり、
・日経平均株価:株価の高い銘柄の影響が大きい
・TOPIX:時価総額 (企業の規模) の大きい銘柄の影響が大きい
日経平均株価とTOPIXを比較するメリットは以下のとおりです。
日経平均株価は、日本を代表する大企業225社の株価を単純平均で算出しているため、日本の経済全体の動向を把握しやすいという特徴があります。
TOPIXは、時価総額加重平均であるため、日本市場全体の動向をより適切に反映しているという特徴があります。
どちらの指標が優れているかは、投資家の目的やニーズによって異なります。
家計管理で節約できた余剰資金をインデックス投資にまわして長期的に資産運用していくとよいでしょう。
なぜ長期的のインデックス投資が良いのかは、
こちらの記事ドルコスト平均法のメリット・デメリットとは?でも紹介しています。
よろしければご覧ください。
ちなみに私は
オルカンとNASDAQ100にそれぞれインデックス投資しています。
個人的な理由は
- オルカンとS&P500だとアメリカの割合が高くなるだけ
- オルカンだけだとアメリカのトップの企業の成長が反映されにくい
- NASDAQ100も組み入れることでアメリカのトップの企業の成長にも期待している
- オルカンだけだと正直物足りない
- NASDAQだけだと下落が怖い
などを考慮しています。
もしあなたなら、どのインデックスに投資しますか?
他にもインデックスの銘柄はたくさんあります。
- 先進国を中心としたものや
- 日本株を中心としたもの
- 反対に日本を除く先進国もの
- 今後の成長が期待できそうなインド株
などなど多数あります。
他の投資信託も気になるでしょうが、それぞれの投資信託では運用管理費用などのコストが変わります。
なるべく運用管理費用などのコストが低くて運用実績や過去のリターンが良いものを
自らの責任で厳選して、インデックス投資していってくださいね。
まとめ:リベ大が推奨する投資法はインデックスファンドに積立投資
インデックスファンドは、特定の株価指数に連動するように運用される投資信託です。
そのため、個別株を選ぶ必要がなく、一括で多くの銘柄に投資することができます。
また、信託報酬が低く抑えられているため、長期的な運用に適しています。
これらの投資信託は、過去3年間、年間収益率も比較的高いパフォーマンスを上げています。
過去の実績は将来の成果を保証するものではありませんが、右肩上がりに成長していることは、投資家からの人気の高さの裏付けと言えるでしょう。
投資信託を選ぶ際には、信託報酬、純資産総額、年間収益率、過去の運用実績などの指標を参考にしましょう。
また、投資信託は価格変動リスクがあることを理解した上で、長期的な視点で投資することが重要です。
最後に:リベ大の投資戦略!定期的に低コストなインデックスに積立投資で長期運用が重要
インデックスファンドは、投資初心者にとって手軽に分散投資を始められるおすすめな投資商品です。
長期的な視点で投資することを心がけ、自分に合ったインデックスファンドを選びましょう。
そしてあなたの資産で無理なく続けられる金額で定期的に低コストなインデックスに積立投資していきましょう。
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