複利の力は偉大だ!
とは言ったものの言葉で説明してもイメージ付きにくいでしょうし、そもそも
- 複利とは?
- 複利効果って何?
- 利子にも利子がつくってどういうこと?
- 新NISAのつみたて投資でも複利って効いてるの?
- 結局、毎月いくら投資すると10年・20年後にはいくらになっているの?
と投資初心者のあなたにも簡単に複利のイメージと複利効果について簡単な説明とシミュレーションを用いて紹介していきます。
複利とは
複利とは元本だけでなく、利子に対しても利子がつく計算方法です。
複利運用では、利子や運用益を受け取らずに元本に再投資していくため、利子にも利子が付くのでさらに得られる利益が増えていきます。
計算式に表すと「(元本+前年利子)×利回り」です。
複利のイメージとしてよく例えられて有名なのが
「金の卵を産むニワトリ」の卵を育てることです。
出典:WealthNavi
元本に利子が組み込まれ、利子に対しても利子が発生するため、毎回受け取る利子の金額は年々増えていくことになります。
複利のシミュレーション(ほったらかしの場合)
たとえば、
100万円を年利3%で銀行(実際にはありませんが)に1年預けると103万円になりますが、
103万円を年利3%でもう1年預けると106万円ではなく、106万900円になります。
つまり1年目に増えた3万円に対しても3%の利子がついて900円がプラスされたということです。
あなたも上記サイトから実際にいろいろシミュレーションを試してみるとわかりやすいと思います。
では試しに
- 大手銀行の普通預金金利0.001%で計算してみたら?
- 楽天銀行の普通預金金利0.02%(2024年2月現在)だったら?
- 楽天銀行と楽天証券とのマネーブリッジをして0.1%(2024年2月現在)だったら?
0.1%の利息だとしても10年たっても10,045円しか増えてません。
低金利の銀行に余剰資金を眠らせておくのが馬鹿らしくなってきませんか?
投資信託のS&P500に100万円預けただけのシミュレーション
では新NISAの投資信託商品の中でも人気で有名なS&P500種指数などを参考に過去のリターンのおよそ平均10%でシミュレーションしてみましょう。
100万円を年利10%で10年間預けていた場合のシミュレーションはコチラ
あくまで税金や手数料など計算に入れていませんので実際の計算とは異なってきますが、シミュレーションとして積立ではなく100万円を預けただけでも
結果として1,593,742円の利益になっています!
30年なら16,449,402円と更に桁が変わるくらい増えてます。
グラフにするとこのような感じで指数関数的に増えていきます。
100万円を複利10%でほったらかしにしていただけでです。積み立てはしていません。
実際には毎年10%になることはありませんし、株価や価格が暴落してマイナスの利回りになる年もありえますが、反対に20%超えする年もありえますので
複利効果を信じてできる限り早い時期に長い期間をかけて投資し続けるのが良いでしょう。
毎月つみたて投資した場合の複利効果について
では今度はこれから新NISAを始めると仮定して
- 元本0円から始めて
- 毎月1万円を積立
- 複利で年間3%
- 10年間運用
の例でシミュレーションすると
最終積立金120万円に対して複利効果として197,000円の利益が生まれました。
では毎月5万円を積立で3%で10年間運用した場合では
最終積立金600万円に対して複利効果として987,000円の利益が生まれました。
今度は思い切って毎月10万円の積み立てにアップして6%の利回りで場合では
元本1,200万円に対して438.8万円の利益になっています。
では先ほど新NISAの投資信託商品の中でも人気で有名なS&P500種指数などを参考に過去のリターンのおよそ
- 平均10%
- 元本0円からスタート
- 毎月10万円積み立て
- 10年間運用
でシミュレーションしてみた結果はこちらです
元本1,200万円に対して848.4万円の利益になっています。
最後に30年間に運用期間を延ばして同様にシミュレーションしてみた結果は
投資元本3,600万円に対して1.9億円以上ともはやよくわかりません。
元本がかすんでしまうほど複利による運用益のほうがスピードアップしています。
以上、複利効果と毎月の積立、そして長期運用の相乗効果についての説明でした。
まとめ
投資の神様ウォーレン・バフェットもこのような資産推移になっているようです。
あなたも今回紹介した内容を目にして
- 複利
- 積み立て
- 長期間運用
が合わさるとリスク少なめでも爆発的に資産が増えていくことがシミュレーションでお分かりいただけたかと思います。
※実際には新NISAで投資枠1,800万円までの元本に対する利益までが非課税です。
あくまで税金や様々な手数料や景気や世界情勢などにより10%の複利運用が困難な時もあります。
しかし、新NISAなどで長期間にわたってつみたて投資が出来て非課税で複利を生かせる制度を
知っているのと知らないのは大きな差となって将来の運用資産額に反映されていくことでしょう。
今からすぐに始めるのと1年後2年後に始めるのと比べても差がついてきます。
もちろん初めに大金を一括投資できればいいのでしょうが、日々の生活のことも考慮すると余剰資金がない限り難しいかと思います。
また、無理して投資金額を上げすぎてしまい、いざ生活で困ったときや必要となったときに
貯金が無いといったことになってしまっては本末転倒です。
まずは日々の家計管理を見直して無駄な支出を抑え、収入の一部をできれば1割~2割ほどでもつみたて投資に回すことができれば
「金の卵を産むニワトリ」を増やしていくことによって
あなたもきっと長い年月をかけてお金がお金を生んでくれる複利効果を実感できるようなるでしょう。
複利は、経済的目標を達成し、資金に対するインフレの影響を打ち消すうえで、誰もが使える最も強力なツールのひとつです。
アインシュタインが「複利は人類最大の発明」と言ったとされているほど、お金を増やすためには大切な概念です。
あなたも今日から複利を生かした投資の第一歩を始めていきましょう。
もし、以上を読んでも良くわからなかった‥
というあなたにはこちらの動画をおすすめします
ぜひ早めにご覧なってくださいね。
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