高配当株投資って何かメリットあるの?
高配当株ってインデックス投資と同じじゃないの?
などの疑問をお持ちの方に、今回は高配当株投資とインデックス投資について今回はその違いについて解説していきます。
高配当株投資とインデックス投資の違いについてリベ大で解説
ごく簡単に説明すると
高配当株投資は配当金を貰いながら長期保有していく投資手法です。
インデックス投資は分配金を再投資することによって複利効果で資産を増やしていく投資手法です。
高配当株投資で配当金が貰えると長期投資していてもモチベーションが続きやすくて人気ですので、今回はインデックス投資との比較を簡単に解説していきます。
高配当株投資とインデックス投資は、投資スタイルとして大きく異なるものです。
高配当株投資は配当金を得ながら長期投資していく投資手法
配当金利回りの高い株式に投資し、定期的な収入を得ることを目的とした投資方法です。
高配当株投資のメリット
- 定期的な収入を得られる: 配当金は、生活費や老後資金など、さまざまな用途に活用できます。
- 株価下落リスクを軽減できる: 高配当株は、景気後退などの影響を受けにくく、株価下落リスクを軽減できる可能性があります。
- インデックス投資よりも高いリターンを得られる可能性がある: 高配当株は、インデックスよりも高いリターンを上げる可能性があります。
- 株価変動に比べると配当金は安定している
- 配当金を再投資することで資産を増やすことができる
高配当株の大きなメリットは、配当金として定期的な収入を得られることです。
長期間保有すれば定期的に配当金が入ることになりますし、新NISAに運用すれば配当金も非課税で受け取ることができます。
高配当銘柄を保有すれば労働収入以外の不労所得を確保することができます。
株を購入するまでは企業分析や業界分析が必要ですが、一度購入すれば放置してても収入が入るため、手間がかかりにくいです。
高配当株投資のデメリット
- 個別株選びが重要: 高配当株は、企業業績や財務状況などによって大きく値動きするため、個別株選びが重要です。
- 企業業績に左右されやすい: 高配当株は、企業業績に大きく左右されます。業績が悪化すると、配当金の減額や停止もあり得ます。
- 減配リスクがつきまとう:企業の業績悪化により配当金が減額もしくは無配となるリスクがあります。
- 配当金にも税金がかかる:特定口座で運用した場合には配当金に課税されます。
- 株価は上がりにくい:配当利回りが高い企業は、すでに成長している成熟企業の割合が多く株価の成長性が低い傾向にあります。
- インデックス投資よりもリスクが高い: 高配当株は個別株投資であるため、インデックス投資よりも下落リスクが高いです。
高配当株投資では、株価の値上がり益だけでなく、配当金による収入もトータルして得失を判断することが大切です。
買った時より株価が下落しても、慌てて売却するのではなく、中長期的な視点で保有し続ける姿勢が重要になります。
そのため、投資対象が分散されているかを見ることが肝要です
高配当株投資の簡単なまとめ
高配当株は中長期の目線で保有しましょう。
毎月の給料にプラスで安定した収入を得られるという側面では、非常に魅力的な投資方法です。
一方で配当が減らされる「減配」のリスクや、株価の上昇による「キャピタルゲイン」を狙いづらいというデメリットもあります。
インデックス投資は複利効果によって資産を増やす投資手法
日経平均株価やTOPIXなどの市場指数に連動するインデックスファンドを購入することで、市場全体の平均的なリターンを目指す投資方法です。
インデックス投資のメリット
- 個別株選びの必要がない: インデックス(株価指数)ファンドは、市場全体の平均的なリターンを目指しています。
- リスクを抑えられる: インデックスファンドは、個別株よりもリスクを抑えられます。
- 取引コストや保有コストが低い: ポートフォリオ構築などの手間が不要なので、安価に運用できます
- 長期的に安定したリターンが期待できる: 低コストのインデックス投資は、複利効果により長期的に安定したリターンが期待できます。
- 少額投資・積み立ても可能: 証券会社によっては、一口100円程度から購入できます。
インデックスファンドは、アクティブファンドと比べると手数料が安いのがメリットです。
インデックスファンドでは、購入時手数料0円のノーロード投資信託が多くなっています。 信託報酬も低めなので、長期的な資産運用でもコストが抑えられます。
インデックスファンドによっては運用益として分配金という形で収入を得ることも可能ですが、そうすると複利の効果が半減してしまいます。
インデックス投資とは分配金を再投資することによって複利効果のメリットを活かして資産を増やすことがメリットと言えるでしょう。
インデックス投資のデメリット
- 高配当株投資よりもインカムゲインが低い可能性がある: インデックス投資による分配金は、高配当株投資のインカムゲイン(株式の配当金など)よりもリターンが低い可能性があります。
- 個別株のようにキャピタルゲインを出すことは難しい: 個別株のように大きな株価高騰によるキャピタルゲイン(売買差益)の利益を出すことは難しいです。
- 短期間で利益を得るのは難しい:個別株ほど暴騰することがないため、短期投資として適しません。
- ファンドによっては高コストの信託報酬の商品もある:インデックスファンドによっては高コストのものもあり保有するコストが発生します。
- 元本割れする恐れがある:市場全体が暴落するときはインデックスであっても下落します。
インデックス投資は、市場の値動きと連動した運用成果を目指すものです。そのため、一般に市場平均を大きく上回るリターンを得ることは期待できません。
反対に個別株式のように大きく値上がりするようなこともないでしょう。
市場全体がコロナの時のようにマイナスになっている状況では、例えインデックス投資とはいえ運用益がマイナスとなり利益が出ないこともあります。
インデックス投資の簡単なまとめ
インデックス投資は、短期で大きなリターンを狙うのではなく、長期的にコツコツと運用する投資スタイルだと理解しておきましょう。
このように高配当株投資とインデックス投資は、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらの投資方法を選ぶかは、投資目的やリスク許容度によって異なります。
そこでどちらの投資がおすすめなのか?簡単に整理してみましょう。
リベ大の投資戦略!高配当株投資がおすすめな人とは、配当金を得たり銘柄入れ替えが好きな人向け
- 短期的な収益を重視する
- 配当金など定期的な収入を得たい
- リスク許容度が高いなど
複利効果による資産の最大化を狙うよりも配当金を得ながら投資を続けてたい人向けです。
配当金による収入が増えれば、その配当金を日常の生活費の一部に当てられますので、日頃の生活がより楽になったりお金をかけられるようになります。
インデックス投資では出口戦略となる出金に対して抵抗感があったり、躊躇したりしてしまいがちです。
しかし高配当株投資では配当金を得たり、キャピタルゲインなど売買による利益を得られて資産を増やすことも可能です。
業績によって高配当株の銘柄の入れ替えたり、自分でアレンジすることが楽しみな方にも高配当株投資は向いていると言えるでしょう。
リベ大の投資戦略!インデックス投資がおすすめな人とは、ほったらかしでリスクを抑えたい人向け
- 長期的な視点で資産形成をしたい
- リスクを抑えたい
- 個別株選びに自信がない
などインデックス投資は個別株を選ぶといった手間がなく、投資信託によってはファンド会社によってより良い企業を組み入れたり勝手に最適化してくれますのでほったらかしでも運用できます。
さらに個別株の暴落のようなことがあってもインデックス(株価指数)ならば複数の株に分散投資されているためダメージが軽減されてリスクが少なく抑えられます。
仮にインデックス自体の価格が低迷して安値となったとしても、かえって安値で多く口数を購入できるようになるため、価格が回復したり上昇すれば結果的にドルコスト平均法によって資産が増えることになります。
以上のことから、配当金による収入よりも
- 頻繁に売買することが面倒な人
- 優良株の銘柄選定が得意ではない人
- 複利効果によって資産を増やしていきたい人
などはインデックス投資がおすすめと言えるでしょう。
配当金が入ると嬉しくなってモチベーションが上がるなら、高配当株投資が向いているでしょう。
反対に、個別株が無配や暴落といったリスクを避けたいのであれば、インデックス投資でほったらかしでも資産を増えていくほうが良いでしょう。
それぞれ自分の好みの投資方法で楽しみながら長期的に資産を増やしていきましょう。
あなたも以上を参考に高配当投資とインデックス投資、どちらが向いているか?
高配当株投資について改めて注意点を確認したうえで検討してみてはいかがでしょうか?
リベ大の投資指南:高配当株投資の注意点とは
- 企業業績や財務状況を分析する: 高配当株は、企業業績や財務状況によって大きく値動きするため、企業分析は必須です。
- 配当金利回りだけでなく、他の指標も確認する: 配当金利回りだけでなく、株価水準やPER(株価収益率)などの指標も確認しましょう。
- ポートフォリオを分散する: 個別株リスクを抑えるために、複数の高配当株に分散投資しましょう。
- 長期的な視点で投資する: 高配当株投資は、短期的な利益を追求するものではありません。長期的な視点で投資しましょう。
- リスクを理解する: 高配当株投資には、上記のようなリスクがあります。リスクを理解した上で、投資判断を行うようにしましょう。
高配当株投資は企業の業績が良ければ投資対象になりますが、あまりにも株価が高値であったりすると配当利回りが低下してしまいます。
その後の株価下落により損失を抱えたまま、投資を続けるといった精神的ストレスが掛かってしまいかねません。
また、配当利回りが高いからといった基準だけで選んでしまうと、その企業の業績が悪くて株価が下がった結果、配当利回りが高くなってしまっただけのものもありえます。
その結果、減配や無配になってしまうといったリスクもありますので、高配当株を選定する際には十分注意と事前調査を行った上で投資するようにしましょう。
まとめ:リベ大の視点から見る高配当株とインデックス投資を比較(メリットとデメリット)
高配当株投資とインデックス投資の違いについて簡単にまとめました。
高配当株投資 | インデックス投資 | |
メリット | 定期的な収入を得られる | 個別株選びの必要がない |
株価下落リスクを軽減できる | 個別株よりもリスクを抑えられる | |
インデックス投資よりも高いリターンを得られる可能性がある | 長期的に安定したリターンが期待できる | |
配当金が現金で得られる | 取引コストや保有コストが低い | |
デメリット | 個別株選びが重要 | 高配当株投資よりもインカムゲインが低い可能性がある |
企業業績に左右されやすい | キャピタルゲインを出すことは難しい | |
インデックス投資よりもリスクが高い | 高配当株投資よりもインカムゲインが低い可能性がある | |
減配などのリスクがつきまとう | ファンドによっては高コストの信託報酬の商品もある | |
特定口座での運用では配当金にも税金がかかる | 短期間で利益を得るのは難しい | |
インデックス投資よりも下落リスクが高い | インデックス投資でも元本割れする恐れがある |
高配当株投資は銘柄選定や株価などはじめは調査に時間が掛かりますが、今後も成長が見込まれてかつ高配当株の優良銘柄を株価が安いときに仕込み続けましょう。
高配当株投資は将来にわたって【お金のなる木】となり【金の卵を産むニワトリ】となって配当金を生み続けてくれる大きな資産へと成長していくことになるでしょう。
最後に:リベ大で学ぶ高配当株とインデックス投資の違いとリスクについて
インデックス投資の複利効果を活かしたほったらかし投資と異なり
高配当株投資は、リスクとリターンが表裏一体であることを忘れずに、慎重に投資判断を行いましょう。
高配当株投資に限らず、投資にはリスクが伴いますので投資判断の参考となる情報の提供を目的としており、投資勧誘を目的として作成したものではございません。
また、将来の投資成果を保証するものでもございません。銘柄の選択、投資の最終決定はご自身のご判断で行ってください。
高配当株投資で配当金を得ながら、長期保有で不労所得を増やしていけるよう知識をつけていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は以上です。
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