こどもNISAとは?知らない親が損する理由と少額メリット、18歳の引き継ぎ対策

こどもNISAとは?少額メリットと18歳の引き継ぎ|ワッシーがワッピーにリレーのバトンを渡すイラスト 新NISA
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2027年1月から、子ども名義で使えるNISA「こどもNISA」がスタートします。SBI証券や楽天証券では2026年10月1日から口座開設の受付が始まり、SNSでは「親の金融リテラシーで子どもの将来が決まる」「親ガチャ格差が広がる」という声まで出てきました。

とはいえ「知らないと何が困るの?」「少額でも意味ある?」「子どもが18歳になったらどうなるの?」と迷っている人も多いはず。この記事では、最新の制度内容をファクトチェックしたうえで、こどもNISAを知らない親が直面しやすいお金の問題、月3,000円からの少額でも得するメリット、そして子どもが大人になって引き継ぐときの問題と対処法まで、グラフと表でやさしく解説します。

先に結論(3行で)
  • こどもNISAは0〜17歳向け、年60万円・合計600万円まで運用益が非課税。受付は2026年10月1日〜、スタートは2027年1月
  • 知らないと、大学費用(高校〜大学で平均942.5万円)を奨学金や親の老後資金でまかなうことに。月3,000円からの少額でも、18歳で約95万円(年4%の仮定)
  • 18歳で大人のNISAへ自動で引き継ぎ。1,800万円枠に含まれる・管理が本人に移る・名義預金の3点を親子で準備しておけば安心
ワッピー
ワッピー

パパ、ニュースで「こどもNISA」ってやってたよ!ぼくもNISAできるの?

ワッシー
ワッシー

そうなんだ。2027年から、子どもの名前でNISAができるようになるんだよ。ワッピーのお金を、ワッピーが大人になるまでじっくり育てる仕組みなんだ。今日はいいところも、気をつけるところも、ぜんぶ説明するね。

  1. こどもNISAとは?2027年1月スタートの新制度【最新まとめ】
    1. こどもNISAの基本ルール一覧
    2. 口座開設はいつから?SBI証券・楽天証券は10月1日受付開始
    3. 昔の「ジュニアNISA」と何が違う?
  2. 【知らないと損】こどもNISAを知らない親が子どもの将来に直面する5つのお金の問題
    1. 問題1:大学進学のタイミングで教育費が一気にのしかかる
    2. 問題2:奨学金という「借金」を子どもが背負いやすくなる
    3. 問題3:預金だけでは、ほとんど増えない
    4. 問題4:親の老後資金を取り崩して教育費を払うことになる
    5. 問題5:「なんとなく貯蓄型保険」で、お金が動かしにくくなる
  3. こどもNISAのメリット5つ
    1. メリット1:増えた分に税金がかからない
    2. メリット2:年60万円なら贈与税の心配が少ない
    3. メリット3:12歳(中学入学ごろ)以降は教育費に使える
    4. メリット4:18歳で大人のNISAへ自動で引き継がれる
    5. メリット5:親子でお金の話をするきっかけになる
  4. 【月3,000円からOK】少額でもこどもNISAを始めるメリット
    1. 【グラフ】月3,000円・5,000円・1万円で18歳にいくらになる?
    2. 少額でも得する4つのメリット
    3. 積立のお金を「家計の見直し」でつくるコツ
  5. こどもNISAのデメリット・注意点6つ
    1. 注意点1:元本割れすることがある
    2. 注意点2:12歳ごろまでは原則引き出せない
    3. 注意点3:買えるのは投資信託の積立だけ
    4. 注意点4:1人1口座なので金融機関選びが大事
    5. 注意点5:お金は「子どものもの」になる
    6. 注意点6:クレカ積立やポイントの条件はまだ発表待ち
  6. 【グラフ】こどもNISAを「やる・やらない」で将来いくら差がつく?
    1. 試算の前提条件
    2. 月1万円:18歳で約96万円、30歳で約284万円の差
    3. 枠いっぱい(月5万円)なら差は1,000万円超え
    4. 利回りが3%・5%ならどうなる?
  7. 【18歳の引き継ぎ】子どもが大人になってこどもNISAを引き継ぐときの問題と対処法
    1. 問題1:こどもNISAで使った分は、大人のNISA枠1,800万円に含まれる
    2. 問題2:子どもが一気に売って、使ってしまう
    3. 問題3:「名義預金」とみなされ、相続税の対象になるおそれ
    4. 問題4:大学費用に使いたくても、18歳以降は親が勝手に引き出せない
    5. 問題5:ログイン情報・住所変更などの手続きもれ
    6. 親子でお金の勉強をするならこの3冊
  8. 積立シミュレーターの活用方法|わが家の金額を計算しよう
    1. 使い方は3ステップ
    2. 実際に動かしてみた結果(年利4%)
    3. シミュレーターの上手な使い方3つ
  9. こどもNISAを始める前に「やっておくこと・やらないこと」
    1. やっておくこと
    2. やらないこと
  10. こどもNISAのよくある質問
    1. Q. 児童手当をそのまま入れてもいい?
    2. Q. 祖父母がお金を出してもいい?贈与税は?
    3. Q. 子どもが10歳を過ぎていても始める意味はある?
    4. Q. こどもNISAを使うと、大人になってからのNISA枠は減る?
    5. Q. 何の投資信託を選べばいい?
    6. Q. 18歳になったら、何か手続きは必要?
    7. Q. 学資保険とこどもNISA、どっちがいい?
    8. Q. 少額(月3,000円)でも始める意味はある?
  11. まとめ:こどもNISAは「早く・少しずつ・長く」が正解
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    2. 参考にした情報(2026年9月30日確認)
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こどもNISAとは?2027年1月スタートの新制度【最新まとめ】

こどもNISAは、2026年度(令和8年度)の税制改正で決まった未成年向けのNISAです。仕組みは大人のNISAの「つみたて投資枠」とほぼ同じで、子ども名義の口座で投資信託をコツコツ積み立て、増えた分に税金がかからない制度です。

こどもNISAの基本ルール一覧

項目内容
開始時期2027年1月(口座開設の受付は2026年10月1日から)
対象0〜17歳の子ども(子ども本人の名義で開設)
年間の投資枠60万円(月5万円まで)
非課税で持てる上限600万円
買える商品つみたて投資枠の対象になっている、長期・積立・分散向きの投資信託のみ
買い方毎月決まった額を買う「積立」のみ
引き出し(払出し)原則18歳まで不可。
中学入学の年(小学6年生の1月ごろ)以降は、子どもの同意+子どものための費用なら非課税で払出し可
18歳になったら自動で大人のNISAに引き継がれ、非課税のまま保有を続けられる
非課税期間無期限

出典:金融庁「令和8年度税制改正(NISA関係)」、大和総研「2027年1月開始 こどもNISAの概要」(2026年5月)ほか。細かい運用ルールは今後変わる可能性があるため、口座開設前に金融機関の最新案内も確認してください。

ワッピー
ワッピー

「非課税」ってなあに?

ワッシー
ワッシー

ふつうは、投資で増えたお金の約20%(正確には20.315%)を税金として国に納めるんだ。100万円増えたら、約20万円は税金だね。こどもNISAならそれが0円。増えた分がまるごとワッピーのものになるんだよ。

口座開設はいつから?SBI証券・楽天証券は10月1日受付開始

2026年9月に各社から発表があり、SBI証券と楽天証券は2026年10月1日(木)からこどもNISAの口座開設(事前)受付をスタートします。申し込み後、金融機関と税務署の審査を経て、2027年1月に口座が開設される流れです。

  • 親権者(親)がその証券会社に口座を持っていることが前提
  • 子ども名義の「未成年口座(こども口座)」とこどもNISA口座は同時に申し込める
  • 必要書類は、マイナンバー記載の住民票など(同居か別居かで変わる)
  • こどもNISAは1人1口座。複数の金融機関では作れない

楽天証券は月100円から積立でき、投資信託の買付手数料は無料と案内しています。

昔の「ジュニアNISA」と何が違う?

「子ども向けNISAって前にもなかった?」と思った人、正解です。2016〜2023年に「ジュニアNISA」がありましたが、使いにくさから利用が広がらず終了しました。こどもNISAは、その反省をふまえて作り直された制度です。

くらべる項目ジュニアNISA(2023年で終了)こどもNISA(2027年〜)
年間の投資枠80万円60万円
非課税期間5年(延長の手続きあり)無期限
買える商品株式・投資信託など長期・積立・分散向きの投資信託だけ
途中の引き出し18歳まで原則不可(引き出すと課税)※2024年以降は自由に引き出し可中学入学の年以降、子どものための費用なら可
18歳以降手続きが必要でわかりにくい大人のNISAに自動で引き継ぎ

【知らないと損】こどもNISAを知らない親が子どもの将来に直面する5つのお金の問題

こどもNISAは、使わなくても罰則はありません。でも、知らないまま何もしないと、子どもが18歳前後になったときに「お金が足りない」問題にぶつかりやすくなります。公的な調査の数字で、どんな問題が起きやすいのかを見ていきましょう。

問題1:大学進学のタイミングで教育費が一気にのしかかる

日本政策金融公庫の調査(2021年度)では、高校入学から大学卒業までにかかる教育費は、子ども1人あたり平均942.5万円。そのうち大学4年間の在学費用だけでも、次のくらいかかります。

進学先大学4年間の在学費用
国公立大学約414万円
私立大学(文系)約608万円
私立大学(理系)約733万円

出典:日本政策金融公庫「令和3年度 教育費負担の実態調査結果」。授業料のほか通学費・教科書代なども含む平均額です。

幼稚園から高校までの15年間の学習費も、すべて公立で約596万円、すべて私立だと約1,976万円(文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」)。そして、いちばん大きなお金が出ていくのは、子どもが18歳前後になる大学入学のタイミングです。こどもNISAは、まさにこの時期に向けてお金を育てられる制度なんです。

ワッピー
ワッピー

えっ、大学ってそんなにお金がかかるの!?ぼく、行けるのかなぁ…

ワッシー
ワッシー

心配しなくて大丈夫だよ。いまから少しずつ準備すれば、ワッピーが大人になるころには、ちゃんと力になってくれるからね。知っているかどうかで、準備のしやすさが大きく変わるんだ。

問題2:奨学金という「借金」を子どもが背負いやすくなる

大学(昼間部)の学生のうち、何らかの奨学金を受けている人は51.1%(日本学生支援機構「令和6年度 学生生活調査」)。2人に1人です。返さなくていい「給付型」もありますが、多くは卒業後に返していく「貸与型」。社会人のスタートを返済ありで切ることになり、結婚や住まい、自分の資産づくりが後回しになりがちです。

問題3:預金だけでは、ほとんど増えない

銀行に置いておくだけだと、お金はほとんど増えません。この記事の試算(年0.2%)では、毎月1万円を18年間預けても約220万円。こどもNISAで年4%で育った場合(約316万円)との差は約96万円です。さらに、18年のあいだに物価が上がれば、同じ金額で買えるものは少なくなります(お金の価値の目減り)。

問題4:親の老後資金を取り崩して教育費を払うことになる

教育費が足りないと、家庭はどうするのでしょうか。日本政策金融公庫の同じ調査では、教育費の出し方(複数回答)として、教育費以外の支出を削る(28.6%)、子ども本人のアルバイト(21.5%)、奨学金(19.2%)、預貯金や保険の取り崩し(18.8%)が上位でした。子どもの大学費用が、そのまま親の老後資金の穴になってしまうおそれがあるのです。

問題5:「なんとなく貯蓄型保険」で、お金が動かしにくくなる

制度を知らないと、「子どもが生まれたら学資保険」と昔ながらの方法だけを選びがちです。学資保険そのものが悪いわけではありませんが、商品によっては途中で解約すると払ったお金より戻りが少なくなることがあり、増え方も契約時に決まります。リベ大でも「保険と貯蓄・投資は分けて考える」のが基本。すでに入っている人は、中身を一度確認してみましょう。

くらべる項目知らない親知っている親
18歳時点の準備預金のみ(月1万円で約220万円)こどもNISA(月1万円で約316万円※)
大学費用の出し方奨学金・教育ローン頼みになりやすい育てたお金から一部を払える
親の老後資金取り崩しやすい守りやすい
子どものお金の知識学ぶ機会が少ない自分の口座を見ながら学べる

※年利4%の仮定。0歳から18年間、毎月1万円を積み立てた場合のワッシー試算。

コッコ
コッコ

うちは学資保険しか考えていませんでした…。見直したほうがいいのかな?

ワッシー
ワッシー

まずは入っている保険の中身を確認してみるといいね。自分だけで判断しにくいときは、中立的な立場のお金の専門家(FP)に無料で聞いてみるのもひとつの方法だよ。

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こんな人におすすめ:学資保険や貯蓄型保険に入っていて、こどもNISAとのバランスを決めきれない人

こどもNISAのメリット5つ

メリット1:増えた分に税金がかからない

いちばん大きなメリットです。子どもの教育資金は「使うまで10年以上ある」ことが多く、長く運用するほど増えた分(運用益)が大きくなります。その運用益に約20%の税金がかからないのは、時間を味方にできる子どもにとって強力な仕組みです。

メリット2:年60万円なら贈与税の心配が少ない

親や祖父母が子どものために出すお金は、法律上「贈与」になります。ただし贈与税には1人あたり年110万円の基礎控除(暦年贈与の場合)があり、こどもNISAの上限である年60万円はこの範囲に収まります。祖父母からの援助を受けるときにも使いやすい設計です。

※110万円は「受け取る人(子ども)1人あたり・1年間の合計」です。他にもまとまったお金をもらっている場合は合算になるので注意しましょう。

メリット3:12歳(中学入学ごろ)以降は教育費に使える

ジュニアNISAで不評だった「18歳まで引き出せない」問題が改善されました。中学入学の年(小学6年生の1月ごろ)以降は、子ども本人が同意し、子どものための費用(教育費や生活費)であれば、親が非課税で払い出せます。高校・大学の入学金など、まとまったお金が必要な時期に合わせて使えます。

メリット4:18歳で大人のNISAへ自動で引き継がれる

18歳になると、こどもNISAの資産は大人のNISAへ自動で移ります。売って買い直す手間もなく、非課税のまま運用を続けられるので、「大学費用に使わなかった分はそのまま将来の資産に」という使い方もできます。なお、引き継いだ分は大人のNISAの非課税保有限度額(1,800万円)の一部として数えられます。

メリット5:親子でお金の話をするきっかけになる

自分の名前の口座でお金が育っていくのを見るのは、子どもにとって最高の金融教育です。「なんで増えたの?」「どうして下がったの?」という会話から、お金の仕組みを自然に学べます。

【月3,000円からOK】少額でもこどもNISAを始めるメリット

「月5万円なんて無理…」と思った人も安心してください。こどもNISAの上限は年60万円ですが、上限まで使う必要はまったくありません。楽天証券は月100円から積み立てられると案内しています。少額でも、始める意味は十分あります。

【グラフ】月3,000円・5,000円・1万円で18歳にいくらになる?

少額でも18歳でこれだけ差がつく(年利4%の仮定)0万100万200万300万約66万約95万月3,000円差 約29万円約110万約158万月5,000円差 約48万円約220万約316万月1万円差 約96万円銀行預金(年0.2%)こどもNISA(年4%)

※毎月末に積み立て、月ごとに複利計算(年利÷12)したワッシー試算。利回りは仮定で、将来の成績を約束するものではありません。

毎月の積立額出したお金(元本)預金(年0.2%)こどもNISA 年3%年4%年5%
月3,000円64.8万円約66万円約86万円約95万円約105万円
月5,000円108万円約110万円約143万円約158万円約175万円
月1万円216万円約220万円約286万円約316万円約349万円

※0歳から18年間(216か月)積み立てた場合のワッシー試算。利回りは仮定で、元本割れする可能性もあります。

少額でも得する4つのメリット

少額こどもNISAのメリット
  • ① 非課税の効果がしっかり出る:月3,000円でも、年4%なら18年で運用益は約30万円。ふつうの口座なら約20%(約6万円)の税金がかかるところが0円に。月1万円なら約20万円の税金が浮く計算です
  • ② あとから増やせる:児童手当・お年玉・祖父母からのお祝いなどをもとに、年60万円(月5万円)まで毎月の積立額を増やせます(一括での購入はできません)
  • ③ 家計を圧迫しないから続く:こどもNISAは続けてこそ効果が出る制度。無理のない金額のほうが、暴落のときもやめずに済みます
  • ④ 18歳以降も非課税のまま育つ:大人のNISAに自動で移るので、使わない分は非課税のまま運用を続けられます

大事なのは金額の大きさより「早く始めて、長く続けること」。月3,000円でも、何もしない場合より約29万円多く残せる計算です(年4%の仮定)。

コッコ
コッコ

月5万円は無理だけど、月3,000円なら今日からでも続けられそうです!

ワッシー
ワッシー

それで十分だよ。始めた日から時間が味方になってくれるんだ。余裕が出たら、あとから金額を増やせばいいからね。

ワッピー
ワッピー

ぼくのお年玉も入れていい?

ワッシー
ワッシー

もちろん。ワッピーのお金だから、一緒に入れよう。どれくらい育ったか、ときどき一緒に見ようね。

積立のお金を「家計の見直し」でつくるコツ

「毎月の積立額をひねり出せない」という人は、先に固定費を見直すのが近道です。たとえばふるさと納税は、上限額の範囲内なら実質2,000円の負担で返礼品がもらえます。お米や日用品を返礼品でまかなえば、そのぶん浮いた食費をこどもNISAに回せます。

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ふるさと納税(ふるさと本舗)|浮いた食費をこどもNISAの積立に
  • 上限額の範囲内なら実質2,000円の負担で返礼品がもらえる
  • お米・肉・日用品など、毎月買うものを返礼品にすると家計に効く
  • 注意:上限額を超えた分は自己負担になる。先にシミュレーションで上限額を確認しよう
ふるさと本舗で上限額を調べる

こんな人におすすめ:共働きなどで住民税を払っていて、積立の原資をつくりたい人。楽天ふるさと納税やさとふるなど、ふだん使うサイトでもOKです

こどもNISAのデメリット・注意点6つ

注意点1:元本割れすることがある

投資信託は値動きがある商品です。世界的な暴落が来れば、一時的に入れたお金より減ることもあります。特に、使う時期が近いのに株式100%で運用していると、下がったタイミングで使わざるを得なくなる恐れがあります。使う時期が近づいてきたら、必要な分を少しずつ現金に移しておくと安心です。

注意点2:12歳ごろまでは原則引き出せない

中学入学の年より前は、災害で家が被害を受けたときなどの例外を除いて、原則として引き出せません。「急にお金が必要になったら使おう」という生活費は入れないのが鉄則です。

注意点3:買えるのは投資信託の積立だけ

個別株やETF、一括での購入はできません。対象はつみたて投資枠の投資信託だけです。ただ、裏を返せば「手数料が安く、長期向きの商品」だけに絞られているので、初心者が大きく失敗しにくい仕組みともいえます。

注意点4:1人1口座なので金融機関選びが大事

こどもNISAは1人1口座。すでに別の会社で申し込んでいると、税務署の審査で重複と判断され、NISAとして扱われない(一般の口座での取引になる)ことがあります。親が使っている証券会社にそろえると、管理がラクで間違いも起きにくいです。

注意点5:お金は「子どものもの」になる

こどもNISAのお金は、子ども名義の財産です。親の老後資金の代わりには使えませんし、12歳以降の払出しにも子どもの同意が必要です。また、子どもの口座でも実際には親が自由に使っている状態だと、相続のときに「名義預金(名前だけ子どもの親のお金)」と見られるおそれがあります。祖父母から援助を受ける場合は、贈与契約書を作る・振込の記録を残すなど、あげた事実をはっきりさせておきましょう。

注意点6:クレカ積立やポイントの条件はまだ発表待ち

2026年9月末の時点で、こどもNISAでクレジットカード積立ができるかどうかは、各社からはっきり発表されていません(楽天カードのクレカ積立は、現在の未成年口座は対象外)。ポイント目当てで選ぶより、まずは「親の口座と同じ会社」を基準にし、条件は各社の発表を待って確認するのがおすすめです。

いちばん大事な優先順位
  1. 生活防衛資金(生活費の半年〜1年分)を現金で確保
  2. 親自身のNISA(大人のNISA)で資産形成
  3. 余裕があればこどもNISA

子どもの教育費は奨学金や学資の制度もありますが、親の老後資金を借りる制度はありません。親が安定していることが、結局いちばん子どものためになります。

コッコ
コッコ

子どものために…とがんばりすぎて、自分たちの家計が苦しくなったら本末転倒ですね。

ワッシー
ワッシー

その通り。「親のNISAが先、こどもNISAはその次」。この順番だけは覚えておいてほしいな。

【グラフ】こどもNISAを「やる・やらない」で将来いくら差がつく?

ここからは、こどもNISAを「やる」場合と「やらない(銀行預金に置いておく)」場合で、将来の金額がどれくらい変わるのかを試算してみます。

試算の前提条件

項目設定
積立期間0歳から18歳まで(18年間)
パターンA毎月1万円(児童手当をそのまま回すイメージ)
パターンB毎月5万円(年60万円=枠いっぱい。10歳で上限600万円に到達し、そこで積立ストップ)
やる(こどもNISA)想定利回り 年4%(全世界株などを長く持つ場合を控えめに見た数字)
やらない(銀行預金)金利 年0.2%
18歳以降追加の積立はせず、30歳までそのまま置いておく

※月ごとに複利で計算(年利÷12)。預金利息にかかる税金はわずかなため省略。利回りは仮定で、将来の成績を約束するものではありません。

月1万円:18歳で約96万円、30歳で約284万円の差

毎月1万円を0歳から積み立てると…(年利4%と預金0.2%)0万100万200万300万400万500万600万0歳5歳10歳15歳20歳25歳30歳18歳で積立おわり→そのまま保有316万円220万円510万円225万円30歳で差 約284万円18歳で差 約96万円こどもNISA(年利4%)銀行預金(金利0.2%)※ワッシー試算。元本はどちらも216万円。利回りは仮定で、将来を約束するものではありません

児童手当の月1万円を0歳から積み立てると、出したお金(元本)はどちらも216万円。でも18歳の時点で、こどもNISAは約316万円、預金は約220万円。差は約96万円です。

さらに注目してほしいのが18歳から先です。追加で1円も入れなくても、こどもNISAは30歳で約510万円まで育ちます。預金は約225万円のままなので、差は約284万円に広がります。時間がたつほど差が開くのが、複利(増えた分がさらに増える仕組み)の力です。

ワッピー
ワッピー

えっ、何もしてないのに増え続けるの!?

ワッシー
ワッシー

そうなんだ。増えた分にもまた利息がつくから、雪だるまみたいに大きくなるんだよ。だから子どものうちに始められるのは、すごく有利なんだ。

枠いっぱい(月5万円)なら差は1,000万円超え

やる・やらないで、いくら差がつく?(年利4% vs 預金0.2%)やらない(預金)こどもNISAの元本増えた分(非課税)0万300万600万900万1,200万1,500万1,800万220316月1万円・18歳差 約96万円225510月1万円・30歳差 約284万円6161,013月5万円・18歳差 約398万円6311,636月5万円・30歳差 約1,006万円※単位:万円。月5万円は10歳で上限600万円に届くため、そこで積立ストップ。ワッシー試算
パターンやらない(預金)やる(こどもNISA)差
月1万円・18歳時点約220万円約316万円約96万円
月1万円・30歳時点約225万円約510万円約284万円
月5万円・18歳時点約616万円約1,013万円約398万円
月5万円・30歳時点約631万円約1,636万円約1,006万円

※ワッシー試算。元本は月1万円が216万円、月5万円が600万円。

枠いっぱいの月5万円(10歳で600万円に到達)なら、18歳で約1,013万円、30歳まで置けば約1,636万円。預金との差は約1,006万円にもなります。SNSで「親ガチャ格差」という言葉が出てくるのは、この差の大きさが理由です。

ただ、ワッシーが伝えたいのは「月5万円できないとダメ」ということではありません。月1万円でも、何もしない場合より約96万円多い。差を生むのは金額の大きさより、早く始めて、長く続けることです。

利回りが3%・5%ならどうなる?

想定利回り18歳時点30歳時点(18歳以降は置いておくだけ)
年3%約286万円約410万円
年4%約316万円約510万円
年5%約349万円約636万円
(参考)預金 年0.2%約220万円約225万円

※毎月1万円を0歳から18年間積み立てた場合。ワッシー試算。

この数字の注意点
  • 年4%は「平均するとこれくらい」という仮定です。実際は毎年プラスとは限らず、一時的に大きく下がる年もあります
  • 大きく下がったときに怖くなってやめてしまうと、この試算の数字にはなりません。続けることが前提の数字です
  • 税制やルールは今後変わる可能性があります

【18歳の引き継ぎ】子どもが大人になってこどもNISAを引き継ぐときの問題と対処法

こどもNISAは、その年の1月1日時点で18歳になっている年から、手続きなしで大人のNISA(つみたて投資枠)へ自動で移ります。目安は高校3年生の1月(早生まれは大学1年生の1月)ごろ。「自動だから安心」と思いがちですが、親から子へお金の管理のバトンを渡すタイミングには、いくつか落とし穴があります。

項目18歳まで(こどもNISA)18歳から(大人のNISA)
口座の管理親権者等(口座管理者)子ども本人
年間の投資枠60万円(積立のみ)360万円(つみたて120万円+成長240万円)
非課税で持てる上限600万円1,800万円(こどもNISAで使った分も含む)
引き出し12歳以降、子の同意書などがあれば可本人が自由に売却できる

出典:金融庁・大和証券・マネックス証券などの公表資料をもとに作成(2026年9月30日確認)。制度の細部は今後変わる可能性があります。

問題1:こどもNISAで使った分は、大人のNISA枠1,800万円に含まれる

こどもNISAで600万円分買っていたら、大人になってから新しく使える枠は残り1,200万円です。「枠が減って損?」と感じるかもしれません。

対処法

気にしすぎなくてOKです。子どものころから非課税で育ったお金を、そのまま非課税で持ち続けられるのが最大のメリット。しかも大人のNISAのルールでは、売った分の枠(買ったときの金額)は翌年に復活します。大学費用などで売れば、その分はまた使えるようになります。

問題2:子どもが一気に売って、使ってしまう

18歳からは本人の判断で自由に売れます。お金の知識がないまま大金を手にすると、欲しいものに一気に使ってしまう、暴落におどろいて底値で売ってしまうといった失敗が起こりがちです。

対処法
  • 12歳ごろから、口座の画面を一緒に見る習慣をつくる
  • 「何のためのお金か(大学費用/大人になってからの土台)」を親子で話しておく
  • 「下がっても慌てて売らない」「使う分と育てる分を分ける」の2つを約束しておく

問題3:「名義預金」とみなされ、相続税の対象になるおそれ

口座が子ども名義でも、子どもが口座の存在を知らない、親が自由に出し入れしているといった状態だと、「名前だけ子どもの、実は親のお金(名義預金)」と判断され、相続のときに親の財産として相続税の対象になるおそれがあります。

対処法
  • 入金は振込など記録が残る方法で行う
  • 祖父母が出す場合は、少額でも毎年、贈与契約書を作っておく
  • 贈与税の基礎控除は受け取る人1人あたり年110万円。ほかの贈与と合算される点に注意
  • 口座があることを子ども本人に伝え、18歳で管理を本人に引き渡す

問題4:大学費用に使いたくても、18歳以降は親が勝手に引き出せない

18歳を過ぎると、口座は子ども本人の財産で、本人が管理します。親が学費に使いたいときは、子ども本人に売ってもらう必要があります。また、大学の入学金を払う高校3年生の冬は、まだこどもNISAの期間中のこともあります(推薦入試の入学金や早生まれの場合など)。その場合は12歳以降の払出しルールどおり、子どもの同意を示す書面などを金融機関に出して引き出します。

対処法
  • 大学費用にいくら使う予定か、高校生のうちに親子で共有しておく
  • 入学金・授業料など使う時期が決まっているお金は、使う1〜3年前から少しずつ現金化して、暴落のタイミングで売るリスクを減らす
  • 払出しの手続き・必要書類は、口座を開いた金融機関の案内を早めに確認する

問題5:ログイン情報・住所変更などの手続きもれ

親がずっと管理していた口座は、IDやパスワード、登録メールアドレス、住所が親の管理のままになりがちです。進学や就職で引っ越したのに住所を変えていないと、大事なお知らせが届かないこともあります。

親子でやる「引き継ぎチェックリスト」(目安)
  • 高1口座の存在と、いまの金額を子どもに見せる
  • 高2大学費用に使う額・残す額を話し合う
  • 高3使う分を少しずつ現金化。入学金の払出しが必要なら手続きを確認
  • 移行後ID・パスワード・メール・住所を本人のものに更新
  • 大学・就職残りは本人のNISAとして育てる。月数千円でも本人が積立を続ける
ワッピー
ワッピー

18歳になったら、ぼくが自分で全部決めていいの?

ワッシー
ワッシー

そうだよ。だから、それまでに一緒に練習しておこうね。「下がっても慌てて売らない」「使う分と育てる分を分ける」。この2つを覚えておけば大丈夫だよ。

コッコ
コッコ

大学費用に使うときは、子どもに売ってもらうんですね。知らなかった…!

ワッシー
ワッシー

うん。だから家族で早めに話しておくのが、いちばんの対策なんだ。

親子でお金の勉強をするならこの3冊

引き継ぎで一番大事なのは、子ども自身がお金の知識を持っていることです。ワッシーがおすすめする、親子で読めるお金の本を紹介します。

親向け:リベ大・両学長の定番本。家計の見直しからインデックス投資まで、こどもNISAの前に整えたい「親のお金の土台」がわかります。

親子で読む:投資家の父が娘に向けて書いたインデックス投資の教え。「下がっても売らない」理由が、やさしい言葉で書かれています。

子ども向け:中学生が主人公のお金の物語をマンガ化。12歳ごろから「お金ってなに?」を考えるきっかけになります。

積立シミュレーターの活用方法|わが家の金額を計算しよう

上のグラフは「0歳から月1万円」などのモデルケースです。でも実際は「もう6歳だけど間に合う?」「児童手当に上乗せしたらいくら?」など、家庭ごとに知りたいことが違いますよね。

そこで使ってほしいのが、当ブログの無料ツール【実績モード版】NISA積立シミュレーターです。登録もメールアドレスの入力もいらず、入れた数字はあなたのスマホやPCの中だけで計算されます。

使い方は3ステップ

STEP1シミュレーターを開いて「こどものぶんも計算してみる」を探す
ページを少し下にスクロールすると、こども用の計算カードがあります。

STEP25つの項目を入れる

入力する項目入れ方のコツ
こどもの年齢今の年齢(0〜17歳)
毎月の積立額児童手当をそのまま回すなら月1万〜1.5万円。ボタンで5千/1万/1.5万/3万円が選べる
いつまで積み立てるふつうは18歳。「大学卒業まで」なら22歳など
想定利回り(年率)迷ったら4〜5%。控えめに見たいなら3%
何歳まで置いておく積立をやめた後、渡さずに運用を続けた場合の年齢

STEP3結果を読む
「18歳のときにいくらになるか」「出したお金のうち、いくら増えたか」「元本の何倍になるか」が、グラフ付きで表示されます。年60万円・合計600万円の枠を超える入力をすると、「何歳で上限に届くか」もお知らせしてくれます。

実際に動かしてみた結果(年利4%)

ワッシーが実際にシミュレーターを動かしてみた結果がこちらです。

入力した条件18歳時点30歳まで置いた場合
0歳から月1万円316万円(元本216万円)510万円
6歳から月1万円184万円(元本144万円)298万円
0歳から月5万円1,013万円(元本600万円)1,636万円

※2026年9月30日にシミュレーターで計算。月5万円は「10歳で生涯枠600万円に到達するため、そこで積立を止めた前提」と表示されます。

6歳から始めても、18歳で184万円・30歳で298万円。0歳スタートには届かなくても、始めないよりずっと大きいことが数字でわかります。「うちはもう遅いかも」と思ったら、まず今の年齢で入れてみてください。

シミュレーターの上手な使い方3つ

  • スタート年齢を変えて比べる:「今すぐ」と「1年後」で入力すると、先延ばしのコストが見えます
  • 「何歳まで置いておく」を動かす:18歳で全部使う場合と、30歳まで置いた場合の差を見ると、大学費用に使う分と残す分の配分を考えやすくなります
  • 親の積立も一緒に計算する:同じページの上側で、親自身のNISAが将来いくらになるかも計算できます。「親のNISAが先」の順番を、数字で確認できます
コッコ
コッコ

わたしの子は今4歳なので、さっそく入れてみます!数字で見ると、やる気が出ますね。

ワッシー
ワッシー

うん、いいね。数字が見えると、不安が「計画」に変わるんだ。わが家の場合を一度計算してみてね。

わが家のこどもNISA、いくらになる?

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使い方をくわしく知りたい方はシミュレーターの使い方と読み方へ

こどもNISAを始める前に「やっておくこと・やらないこと」

やっておくこと

  1. 親の証券口座を確認する:こどもNISAは親がその会社に口座を持っていることが前提
  2. 書類を準備する:マイナンバー記載の住民票など(別居なら戸籍謄本なども)
  3. お金の目的を決める:大学費用なのか、大人になったときのスタート資金なのか
  4. 毎月の金額を決める:児童手当、お年玉など「どこから出すか」を整理
  5. 商品の候補を2〜3本に絞る:全世界株式や米国株式のインデックスファンドなど、低コストのもの
  6. 祖父母と話しておく:援助してもらうなら、誰が・いつ・いくら出すかを家族で共有

やらないこと

  • 生活防衛資金や親のNISAを削ってまで入れる
  • 近いうちに使うお金を入れる(12歳ごろまでは原則引き出せない)
  • 値下がりしたときにあわてて積立をやめる
  • 子どもに黙って親の都合で使う(子どもの財産です)
  • ポイント還元だけで金融機関を選ぶ(1人1口座で、あとから変えにくい)

口座を開くなら、手数料が安く、商品数も多いネット証券が基本です。こどもNISAの受付をいち早く始めた2社を、正直なデメリットも含めて紹介します。

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SBI証券|ネット証券の大手。親子でまとめて管理したい人に
  • こどもNISAの事前受付を2026年10月1日から開始
  • アプリ「SBI証券Plus」に親子口座の切り替え機能あり
  • 低コストのインデックスファンドがそろっている
  • 注意:こどもNISAでのクレカ積立・ポイントの条件はまだ発表待ち。メニューが多く、最初は少し迷いやすい
SBI証券の口座開設はこちら(無料)

こんな人におすすめ:すでに三井住友カードやSBI系のサービスを使っている人

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楽天証券|楽天ポイントを使う人・画面のわかりやすさ重視の人に
  • こどもNISAの口座開設受付を2026年10月1日から開始
  • 月100円から積立OK、投資信託の買付手数料は無料
  • 楽天ポイントで投資信託を買える
  • 注意:楽天カードのクレカ積立は、現在の未成年口座は対象外。こどもNISAでの扱いは今後の発表を確認
楽天証券の口座開設はこちら(無料)

こんな人におすすめ:楽天経済圏をよく使っていて、ふだんから楽天ポイントがたまる人

いちばん大事なのは、親がすでに使っている証券会社にそろえることです。まだ親の口座がない人は、先に親のNISA口座を開くところから始めましょう。ネット証券の比較は新NISAクレカ積立おすすめ3選も参考にしてください。

こどもNISAのよくある質問

Q. 児童手当をそのまま入れてもいい?

A. はい、よくある使い方です。児童手当(第1子・第2子)は0〜3歳未満が月1.5万円、3歳〜高校生年代が月1万円なので、全部入れても年60万円の枠に収まります。ただし家計が苦しいときは、無理せず親の生活を優先してください。

Q. 祖父母がお金を出してもいい?贈与税は?

A. 出してもらえます。贈与税の基礎控除は子ども1人あたり年110万円なので、こどもNISAの年60万円だけなら通常は贈与税はかかりません。ほかの贈与と合算される点と、名義預金と見られないよう記録を残す点に注意しましょう。

Q. 子どもが10歳を過ぎていても始める意味はある?

A. あります。18歳で全部使わず、そのまま大人のNISAとして持ち続けられるからです。シミュレーターで「何歳まで置いておく」を30歳などにして、どれくらい育つか確かめてみてください。

Q. こどもNISAを使うと、大人になってからのNISA枠は減る?

A. 18歳以降、こどもNISAの資産は大人のNISAに引き継がれ、大人の非課税保有限度額(1,800万円)の一部として数えられます。ただ、子どものころから非課税で育てたお金をそのまま持ち続けられるので、損をするわけではありません。

Q. 何の投資信託を選べばいい?

A. 迷ったら、全世界株式(オール・カントリー)などの低コストのインデックスファンドが基本です。18年以上の長い期間があるなら、世界中に分散した株式のファンド1本でも十分です。くわしくはオルカンとS&P500の積立シミュレーション比較で解説しています。

Q. 18歳になったら、何か手続きは必要?

A. こどもNISAから大人のNISAへの移行は、特別な手続きなしで自動で行われる仕組みです。ただし、ログイン情報・メールアドレス・住所などを本人のものに更新し、本人が管理できる状態にしておきましょう。

Q. 学資保険とこどもNISA、どっちがいい?

A. 目的がちがいます。学資保険は増え方が契約時に決まる代わりに、商品によっては途中解約で元本割れすることがあります。こどもNISAは値動きがありますが、長く続けるほど増える可能性があり、運用益は非課税です。すでに学資保険に入っている人は、あわてて解約せず、中身を確認してから考えましょう。

Q. 少額(月3,000円)でも始める意味はある?

A. あります。年4%の仮定なら、0歳から18年で約95万円(元本64.8万円)。ふつうの口座ならかかる約6万円の税金もかかりません。余裕が出たら、あとから金額を増やせます。

まとめ:こどもNISAは「早く・少しずつ・長く」が正解

  • こどもNISAは2027年1月スタート。SBI証券・楽天証券は2026年10月1日から受付開始
  • 0〜17歳が対象で、年60万円・合計600万円まで運用益が非課税
  • 知らないと、大学費用を奨学金(大学生の51.1%が受給)や親の老後資金でまかなうことになりやすい
  • 月3,000円でも18歳で約95万円、月1万円なら約316万円(年4%の仮定)。金額より「早く・長く」
  • 18歳で大人のNISAへ自動で引き継ぎ。1,800万円枠に含まれる・本人管理になる・名義預金に注意
  • 元本割れの可能性と、12歳ごろまで引き出せないルールには注意。順番は「生活防衛資金 → 親のNISA → こどもNISA」

「親ガチャ」という言葉は少し悲しいですが、裏を返せば、親が制度を知って一歩動くだけで、子どもの未来の選択肢はしっかり増えるということです。まずは無料シミュレーターで、わが家の場合を計算するところから始めてみてください。

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参考にした情報(2026年9月30日確認)

※本記事は2026年9月30日時点の情報をもとに作成しています。制度の細かいルールは今後変更される可能性があります。投資は元本保証ではありません。最終的な判断はご自身でお願いします。

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今週の役立ちマネー情報
2026年9月5日更新 / 複数ソースで裏取りした公開情報です
NISA・投資
こどもNISAが2026年度税制改正で新設へ
令和8年度税制改正大綱で、NISA口座の開設可能年齢の下限だった18歳が撤廃される方向になりました。0歳から17歳を対象に、年間投資上限60万円・非課税保有限度額600万円のつみたて投資枠が新設されます。18歳になると自動的に成年のNISA口座へ移行する仕組みです。旧ジュニアNISAと同じく払出し制限があり、12歳までは災害時のみ、12歳以降は教育費や生活費に使う旨を届け出れば非課税で払い出せます。大和総研・NRI・税理士法人山田パートナーズの解説でも同じ内容を確認しました。
節約・固定費
格安SIMの最安帯は月850円から
2026年9月時点の主要MVNOを比べると、IIJmioが2GB月850円・5GB月990円で最安水準です。mineoはデュアルタイプ3GB月1,298円、7GB月1,518円、15GB月1,958円。povo2.0は基本料0円にトッピングを足す方式で、他社から乗り換えると対象トッピング料金の40%相当をau PAY残高で返す本気割を実施中です。月7,000円のキャリアプランから3GB1,298円に移すだけで、年6万円台の固定費削減になります。
副業・AI活用
AI副業の相場は1記事2,000円から
生成AIを使った副業の相場が見えてきました。AIライティングは1記事2,000円から5,000円で月3万円から8万円、SNS画像や簡易動画の制作は画像10枚セット3,000円・動画込み5,000円から8,000円で月5万円から12万円、地域店舗へのAI導入サポートは初期2万円から5万円に月額フォロー5,000円から1万円を足して月5万円から15万円が目安です。初期費用はAIツール代の月3,000円から6,000円ほど。ただしAIの出力そのものは急速にコモディティ化するので、AIと自分の専門領域の掛け算が収益の分かれ目になります。
節税・制度
ふるさと納税は2026年10月に基準厳格化
2025年10月1日から仲介サイトによるポイント付与はすでに禁止されていて、モッピーなどのポイントサイト経由の還元も対象です。ただしクレジットカードや電子決済そのもののポイント還元は今も獲得できます。さらに2026年10月からは地場産品基準が厳格化され、返礼品はその自治体の地域内で生産や加工をしたものに限定されます。名義貸しや、加工の大部分を他県で行う商品は対象から外れる見込みです。狙っている返礼品がある人は、改正前に申し込んでおく価値があります。
免責:本コーナーは公開情報を整理したもので、投資助言や税務相談ではありません。制度や料金は改正・改定される場合があります。適用の可否はご自身の状況に応じてご確認ください。
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