こんにちは、ワッシーです。リベ大とリベシティでお金の勉強をしながら、実際に自分のお金を動かして5,000万円の小金持ち山を目指しています。
新NISAを始めようと調べ始めた50代の方から、いちばん多くもらう相談が「SBI証券と楽天証券、結局どっちにすればいいの?」というものです。どちらの比較記事を読んでも「両方おすすめ」で終わってしまい、かえって手が止まってしまう。その気持ち、すごく分かります。
「ネットを見ると『どっちでもいい』って書いてあるけど、後から変更するのは面倒だし、最初から自分に合った方で失敗したくないんですよね…」
私は現在、SBI証券と楽天証券の両方に口座を持っていて、目的ごとに使い分けています。片方だけを触っていたころには気づかなかった細かい差が、両方使うとはっきり見えてくるんですよね。この記事では、その実感も交えながら、50代の会社員が自分の生活に合うほうを10分で決められるところまでご案内します。
- SBI証券と楽天証券が2強と呼ばれる背景
- 50代が見るべき4つの違いと比較表
- 生活スタイル別のおすすめ診断
- スマホだけで終わる口座開設の手順
その積立、将来いくらになると思いますか?
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新NISAでSBI証券と楽天証券が2強と言われる理由
まずは前提のお話から。数あるネット証券のなかで、なぜこの2社ばかりが名前に挙がるのか。ここを理解しておくと、後の比較表がぐっと読みやすくなります。口座数、商品ラインナップ、手数料、ポイント制度という4つの角度から見ていきましょう。
口座数で他社を大きく引き離している
ネット証券の勢力図は、ここ数年でかなりはっきりしました。SBIグループの証券各社は2025年11月に証券総合口座の合計が1,500万口座に達したと発表し、楽天証券も2026年4月に証券単体で1,400万口座を突破しています。3位以下とは桁が変わるレベルの差がついているんです。
口座数が多いことは、単なる人気投票の結果ではありません。利用者が多いサービスほど手数料の引き下げ競争に耐えられますし、新しい機能への投資もしやすくなります。実際、この2社が手数料無料化やポイント還元を打ち出すと、他社が後追いするという流れが何度も起きてきました。つまり、あなたが2強のどちらかを選ぶということは、その競争の恩恵をいちばん受けやすい場所に自分を置くということでもあります。
つみたて投資枠の商品がどちらも充実
新NISAのつみたて投資枠で買えるのは、金融庁が定めた基準を満たした投資信託だけです。この対象商品を、SBI証券も楽天証券もほぼ網羅しています。投資信託全体の取扱本数も、両社とも2,600本前後で並んでいます。
ここが実は重要なところで、たとえばeMAXIS Slim全世界株式やeMAXIS Slim米国株式といった、低コストで人気の高いファンドは当然どちらでも買えます。「あの証券会社にしたから、あの商品が買えなかった」という後悔が、この2社に限ってはほぼ起きません。
新NISAで王道と言われるインデックスファンドは、SBI証券でも楽天証券でも同じものが同じ信託報酬で買えます。商品選びで差がつくわけではない、というのが出発点です。
だからこそ、選ぶ基準は「何が買えるか」ではなく「どちらのほうが自分の生活になじむか」に移っていきます。新NISAという制度そのものの成り立ちや2024年の変更点については、新NISAはいつから始まった?制度開始の経緯と2024年の変更点でまとめていますので、制度から確認したい方はそちらもどうぞ。
売買手数料がどちらも無料になっている
かつて証券会社選びの最大の争点だった売買手数料は、2社ともほぼ決着がついています。国内株式の売買手数料は、SBI証券なら「ゼロ革命」、楽天証券なら「ゼロコース」を選ぶことで0円になります。
ただ、条件がまったくないわけではありません。SBI証券はインターネットコースを選び、各種書類を電子交付にする設定が必要です。楽天証券は手数料コースの画面で「ゼロコース」を自分で選ばないと適用されません。どちらも申込み後の設定画面で数クリックで終わる作業なのですが、ここを見落としたまま取引を始めてしまう人が意外と多いんですよ。
手数料無料は「自動で適用される」ものではなく「自分で設定して適用する」ものです。なお楽天証券のゼロコースは、SOR(Rクロスを含む)の利用に同意することも条件になります。口座開設が終わったら、まっ先にこの設定を確認しておきましょう。
クレカ積立でポイントが上乗せされる
2社が決定的に他社より有利なのが、クレジットカードで投資信託を積み立てると毎月ポイントがもらえる仕組みです。SBI証券は三井住友カード、楽天証券は楽天カードを使います。
還元率はカードの種類によって変わりますが、たとえば年会費無料クラスのカードでも0.5%前後は付きます。月10万円を積み立てれば毎月500ポイント、年間で6,000ポイント。20年続ければ12万円分です。運用成績とはまったく別のところで、これだけの差が積み上がるわけですね。
もちろんポイント目当てで無理に積立額を増やすのは本末転倒です。ただ、どうせ積み立てるのなら受け取っておいたほうがいい。新NISAをこれから始めるなら、クレカ積立に対応した証券会社を選んでおくのは、50代からの資産形成では特に効いてきます。残された積立期間が20代より短いぶん、確実に受け取れるリターンの価値が相対的に高くなるからです。

ねぇパパ、クレカで積み立てるとポイントがもらえるの?おまけみたいなものでしょ?

いいところに気づいたね。月10万円を0.5%で積み立てると、1年で6,000ポイント。20年なら12万円分だよ。パパはそのポイントでまた投資信託を買い足しているから、おまけがまた育っていく感じかな。
【比較表】50代会社員がチェックすべき4つの違い(ポイント・操作性・取扱商品)
ここからが本題です。商品も手数料もほぼ同じなら、どこで選べばいいのか。50代の会社員という立場で見たときに、実際の使い心地を左右する4つの違いを、比較表と一緒に見ていきます。
まずは主要項目の比較表で全体像をつかむ
細かい説明の前に、判断材料をひととおり並べておきます。数値はいずれも本記事作成時点での目安として見てください。
| 比較項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 貯まるポイント | Vポイント・Ponta・dポイント・PayPayポイント・JALマイルから選択 | 楽天ポイント |
| クレカ積立の還元率 | 年間カード利用額に応じて0.5%〜3.0%程度 | カード種別に応じて0.5%〜2.0%程度 |
| クレカ積立の月間上限 | 10万円 | 10万円 |
| 投信保有でのポイント | 投信マイレージで幅広い銘柄が対象 | 対象ファンドが限定される |
| 国内株式の売買手数料 | 0円(ゼロ革命の条件設定が必要) | 0円(ゼロコース選択が必要) |
| 投資信託の取扱本数 | 約2,640本 | 約2,610本 |
| 米国株の取扱銘柄数 | 約4,260銘柄 | 約4,500銘柄 |
| 1株から買えるサービス | S株(売買手数料無料) | かぶミニ(リアルタイム取引はスプレッドあり) |
| IPOの取扱実績 | 2025年は63社 | 2025年は44社 |
| スマホアプリ | 用途別に複数アプリ | iSPEEDに集約 |
項目によって前に出ている会社が入れ替わりますし、その差があなたの投資スタイルに関係あるかどうかは別問題です。ここから1つずつ見ていきましょう。
違いその1 ポイントは貯まりやすさより使いやすさ
ポイントの比較というと、つい還元率の数字だけを見比べたくなります。でも50代の家計で本当に効くのは「貯まったポイントを結局どこで使うのか」というほうです。
楽天証券で貯まるのは楽天ポイントだけ。選択肢が1つしかないぶん迷いませんし、楽天市場での買い物、楽天ペイでのコンビニ支払い、楽天モバイルの料金支払いなど、出口が日常のなかにたくさんあります。ふだんから楽天のサービスを使っている方なら、ポイントが現金とほぼ同じ感覚で回りはじめます。
いっぽうSBI証券は、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルのなかから貯めたいポイントを選べます。ローソンをよく使うならPonta、ドコモならdポイント、キャッシュレス決済がPayPay中心ならPayPayポイント、といった具合に自分の生活へ寄せられるのが持ち味です。
ここで見落としがちなのが、クレカ積立で使うカードとの相性。SBI証券のクレカ積立は三井住友カードを使うので、還元されるのはVポイントになります。三井住友カードをすでに持っている方、あるいはOliveを使っている方なら話が早いのですが、そうでない場合はカードを新しく作るところから始まります。
楽天カードをすでに持っているなら、楽天証券のクレカ積立は追加のカード発行なしで始められます。この「今日から動けるかどうか」の差は、思っている以上に大きいですよ。
また、投資信託を保有しているだけでポイントがもらえる制度にも違いがあります。SBI証券の投信マイレージは幅広い銘柄が対象になるのに対し、楽天証券は対象ファンドが限られています。長期でコツコツ持ち続ける前提の新NISAでは、この差が静かに効いてくる部分かなと思います。
違いその2 画面の分かりやすさで作業時間が変わる
50代から投資を始める方にとって、実は還元率より切実なのが操作性です。仕事終わりの疲れた頭で管理画面を開いて、目的のボタンにたどり着けるかどうか。ここでつまずくと、そのまま放置してしまいますからね。
楽天証券は、画面がすっきりしていて言葉づかいもやさしめです。スマホアプリのiSPEEDは1つで株も投資信託も見られるので、アプリを使い分ける必要がありません。初めて証券口座を触る方が最初に開いても、たぶん迷わないと思います。
SBI証券は、できることが多いぶん画面の情報量も多めです。用途ごとにアプリが分かれているので、最初は「あれ、どのアプリだっけ」となる場面があるかもしれません。ただ、慣れてくると必要な機能に一直線でたどり着けるので、使い込むほど手になじむタイプです。
私自身は両方を毎日のように開いていますが、家族に「ちょっと残高見といて」と頼むときは楽天証券のほうを見てもらいます。それくらい、初見での分かりやすさには差がありますね。逆に、細かい条件で銘柄を探したいときはSBI証券を開きます。
「画面が見づらいとそれだけで触るのが億劫になるので、スマホでパッと残高や推移を確認したい人には楽天証券が安心ですね。」

ねぇパパ、画面の見やすさで決めちゃっていいの?なんだか適当な選び方に見えちゃうんだけど。

ううん、これがけっこう大事なところなんだ。毎月ログインして残高を見る習慣が続くかどうかは、画面のなじみやすさでほとんど決まるからね。続かない仕組みだと、ポイントがたくさんもらえても意味がないんだよ。
違いその3 取扱商品は将来の選択肢の広さ
新NISAのつみたて投資枠だけを使うのであれば、取扱商品の差はほぼありません。差が出てくるのは、成長投資枠で個別株や米国株に手を伸ばしたくなったときです。
米国株の取扱銘柄数は、SBI証券が約4,260銘柄、楽天証券が約4,500銘柄。ここは楽天証券がわずかに上回っていますが、差はごくわずかですし、有名どころの企業も主要ETFもどちらでも買えます。銘柄数が効いてくるのは、あまり知られていない中小型株を狙いにいくときくらいでしょう。
むしろ50代の方に関係が深いのは、1株から買えるサービスのほうかもしれません。SBI証券のS株は売買手数料が無料。楽天証券のかぶミニはリアルタイム取引でスプレッドが乗ります。数万円ずつ高配当株を集めていきたい、というスタイルならSBI証券のほうが小回りが利きます。
IPO、いわゆる新規上場株の取扱社数には、はっきりした差が出ます。2025年の取扱実績はSBI証券が63社、楽天証券が44社。IPOに応募してみたい気持ちがあるなら、母数の多さは無視できません。
ただし成長投資枠での個別株やIPOは、値動きの幅がインデックス投資よりずっと大きくなります。50代からの資産形成では、まずつみたて投資枠を土台として固めてから考えるほうが落ち着いて向き合えるはずです。
違いその4 クレカ積立の還元率と条件
最後は、いちばん金額に直結する部分です。両社ともクレカ積立の月間上限は10万円で揃っていますが、還元率の決まり方が違います。
SBI証券は、三井住友カードの年間利用額によって付与率が段階的に変わる仕組みです。一般カードなら年間10万円以上の利用で0.5%、ゴールドカードなら年間100万円以上の利用で1.0%、プラチナプリファードは年間利用額に応じて最大3.0%まで上がります。逆に言うと、カードをほとんど使っていない状態では0%になってしまう区分もあるので注意が必要です(出典:SBI証券『クレジットカード積立のポイント付与率』)。
楽天証券は、カードの種類と買うファンドの信託報酬水準で決まります。代行手数料が年率0.4%未満のファンド、つまり新NISAで人気の低コストインデックスファンドの多くは、一般の楽天カードで0.5%、ゴールドカードで0.75%、プレミアムカードで1.0%という設定です。カードの年間利用額は問われません(出典:楽天証券『クレカ積立(楽天カードクレジット決済)』)。
ここは考え方が分かれるところですね。カードを日常的に使い込んでいる方ならSBI証券のほうが伸びしろがあります。カード利用額がそこまで多くない、あるいは条件を気にせずシンプルにいきたい方には楽天証券の設計が合います。
ちなみに楽天証券には、楽天キャッシュ(電子マネー)で積み立てる方法もあり、クレカ積立の10万円と合わせることで積立額をさらに増やせます。月10万円を超えて積み立てたい方には知っておいて損のない仕組みです。
毎月いくら積み立てると何歳でいくらになるのか、具体的な数字で見てみたい方はNISA積立シミュレーターで何歳でFIREできるか無料で計算も使ってみてください。積立額のイメージが固まると、どちらの証券会社が向いているかも見えやすくなります。
あなたはどっち?タイプ別おすすめ診断チャート
4つの違いを見てきましたが、正直なところ「どっちも良さそうで決められない」というのが本音ではないでしょうか。そこで、生活スタイルから逆算して選ぶ形に落とし込んでみます。当てはまるところを探してみてください。
楽天のサービスを日常で使っているなら楽天証券
楽天市場で買い物をする、楽天カードがメインの支払い手段、楽天モバイルや楽天銀行を使っている。このうち2つ以上に当てはまるなら、楽天証券を選んでおけばまず外しません。
理由は単純で、ポイントが1つの経済圏でぐるぐる回るからです。投資で貯まった楽天ポイントを買い物に使い、買い物で貯まったポイントをまた投資信託の購入に充てられる。しかも楽天銀行と口座を連携させる「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金の金利が上がるうえに、証券口座への入出金が自動化されて手間が減ります。
楽天ポイントが貯まる・使える口座を、今日のうちに作っておく
- 口座開設も口座の維持費もずっと0円
- 楽天カードを持っていれば追加のカード発行なしで積立開始
- 申込みはスマホだけで最短5分、NISA口座も同じ画面で一緒に申し込める
※開設後に「ゼロコース」を選ぶと国内株の売買手数料が0円になります
三井住友カードや幅広い商品を求めるならSBI証券
三井住友カードやOliveをメインで使っている方、キャッシュレス決済がPayPayやdポイント中心という方は、SBI証券のほうが生活とかみ合います。貯めるポイントを自分で選べるのは、やはり便利です。
また、将来的に日本の高配当株を1株ずつ集めたいと考えているなら、SBI証券のほうが道が広く用意されています。S株はリアルタイムに買ってもスプレッドが乗らないので、月に数万円ずつコツコツ買い集める進め方がしやすいんですね。IPOの取扱社数も多いので、応募してみたい気持ちがあるならなおさらです。
貯めるポイントを自分で選びたいなら、SBI証券から
- Vポイント・Ponta・dポイント・PayPayポイントから選べる
- 1株から売買手数料無料のS株、IPOも同じ口座で完結
- 申込みはスマホだけで最短5分、口座開設も維持費も0円
※申込み画面で「NISA口座を開設する」にチェックを入れるのを忘れずに
決めきれないなら両方開いて使い分ける
ここまで読んでも決めきれない。それなら、両方作ってしまうのも立派な選択です。証券口座の開設は無料ですし、維持費もかかりません。持っているだけで損をすることはないんですよ。
ただし1つだけ約束事があります。新NISA口座は1人1つの金融機関でしか開けません。つまり、証券口座は両方持てても、新NISAを使うのはどちらか一方だけということです。
新NISA口座を使うほうをメインに決めて、もう一方は課税口座で個別株やIPO、あるいは画面の使い勝手を試す場所にする。これが私の実際の使い分け方です。
- SBI証券(新NISAメイン):成長投資枠で「日本の高配当株(S株)」を毎月コツコツ押し目買い。
- 楽天証券:普段の楽天ポイント運用や、iSPEEDを使ったリアルタイムな株価・市況チャートチェック用。
もし後から「やっぱり反対側がよかった」と思っても、新NISA口座は年単位で金融機関を変更できるので、取り返しがつかない選択ではありません。まずは気になったほうの口座開設だけでも先に済ませておくと、気持ちが動いているうちに一歩進められます。作ってから入金するまで時間を空けても構いませんから。
50代の口座選びでやりがちな後悔
相談を受けるなかで、よく耳にする後悔をいくつか挙げておきます。
1つ目は、比較に時間をかけすぎて始める時期が遅れること。半年悩んで比較記事を読み尽くしても、その間の積立は1円も進んでいません。50代からの資産形成では、時間そのものが最も貴重な資源です。0.25%の還元率の差より、半年早く始めることのほうがずっと大きい。
2つ目は、周りに勧められた証券会社を、自分の生活と照らさずに選んでしまうこと。楽天のサービスを何も使っていないのに楽天証券を選ぶと、貯まったポイントの出口に困ります。逆もまた同じです。
3つ目は、口座を開いただけで満足してしまうこと。実は開設後の初期設定、つまり手数料コースの選択やクレカ積立の登録まで終えないと、受け取れるはずのメリットが受け取れません。ここは次の章で手順を追っていきます。

うーん、パパ、やっぱりまだ決められないよ。もうちょっと比べてからじゃダメ?

その気持ちはよく分かるよ。でもね、迷っている間にも、本当なら増えていたはずのお金が眠ったままなんだ。パパも最初の1社を決めるのに2か月かかったけど、結局どっちでもよかった。早く始めたほうが、あとでうんとラクになるよ。
最短10分!スマホで完了する無料口座開設の3ステップ
選ぶほうが決まったら、あとは手を動かすだけです。証券口座の開設と聞くと書類のやり取りを思い浮かべるかもしれませんが、いまはスマホだけで完結します。実際の流れを3ステップで見ていきましょう。
ステップ1 本人確認書類とマイナンバーを手元に用意
始める前に、これだけ準備してください。マイナンバーカード、または通知カードと運転免許証などの本人確認書類。それとメールアドレス、銀行口座の情報です。
いちばんスムーズなのはマイナンバーカードを持っているパターンで、これ1枚あればスマホのカメラで撮るだけで手続きが進みます。持っていない場合は、通知カードと運転免許証の2点を用意することになり、撮影する枚数が少し増えます。
銀行口座は、証券口座への入金元として登録します。楽天証券なら楽天銀行、SBI証券なら住信SBIネット銀行と組み合わせると入出金が自動化されて後がラクになりますが、今持っているメガバンクや地方銀行の口座でもまったく問題ありません。
会社員の方は勤務先の情報を入力する欄もあります。金融機関にお勤めの場合など、勤務先によっては手続きが増えることがあるので、その点だけ頭に入れておいてください。
ステップ2 スマホで申込みと本人確認を済ませる
公式サイトから口座開設ボタンを押して、メールアドレスを登録するところから始まります。届いた認証コードを入力して、氏名や住所などの基本情報を入れていく流れです。
ここで必ず選んでおきたいのが、口座の種類と新NISAの申込みです。口座種別は「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでおくと、税金の計算と納付を証券会社がやってくれるので、確定申告の手間がなくなります。会社員の方はこれ一択と考えていいでしょう。
そして同じ画面に「NISA口座を開設する」という選択肢が出てきます。ここにチェックを入れておけば、証券口座と新NISA口座を同時に申し込めます。忘れると後から別途手続きすることになるので、見落とさないようにしてくださいね。
本人確認はスマホのカメラで書類と自分の顔を撮影する方式が最短で、申込み自体は10分ほどで終わります。
新NISA口座は税務署での確認が入るため、実際に取引できるようになるまで数日から2週間ほどかかることがあります。証券口座だけ先に使えるようになるので、驚かないでください。
ステップ3 初期設定と積立の登録まで終わらせる
審査が通ってログインできるようになったら、いよいよ最後の仕上げです。ここまでやって初めて、この記事で見てきたメリットが全部つながります。
まず手数料コースの設定。SBI証券ならインターネットコースと電子交付の設定、楽天証券なら手数料コースでゼロコースを選択します。次に、クレジットカードの登録とクレカ積立の申込み。三井住友カードまたは楽天カードを紐づけて、毎月の積立額を決めます。
そして積み立てるファンドの設定です。新NISAのつみたて投資枠を選び、買いたい投資信託と金額、引き落とし日を決めれば完了。あとは毎月自動で買い付けが進んでいきます。SBI証券は貯めたいポイントを選ぶ画面もあるので、自分の生活に合うものを指定しておきましょう。
口座開設から積立設定までを一気に終わらせてしまうのが、いちばん挫折しにくいやり方です。日を分けると「あとでやろう」がそのまま数か月になりがちですから。積立額をいくらに設定するか迷ったら、NISA積立シミュレーターの使い方で目標から逆算してみるのもおすすめですよ。

よーし、ぼくにもできそう!パパ、まず何から始めればいいの?

まずはマイナンバーカードとスマホを用意すること。それから申込みのときに「NISA口座も開設する」にチェックを入れること。この2つだけ覚えておけば、あとは画面の案内どおりで大丈夫だよ。
新NISAの証券会社選びに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 新NISA口座は後から別の証券会社に変更できますか
A. できます。ただし変更は年単位で、その年にすでに新NISA口座で買付をしている場合は翌年からの変更になります。手続きにも書類のやり取りが必要で、思ったより手間がかかるのも事実です。とはいえ「一度決めたら一生このまま」ではないので、最初の1社を過度に恐れる必要はありませんよ。
Q2. 50代から新NISAを始めても遅くないですか
A. 遅いということはありません。50代なら、公的年金の受給が始まるまでにまだ10年以上あります。さらに受給開始後も運用を続けられるので、実際の運用期間は思っているより長く取れます。あくまで一般的な目安ですが、生活防衛資金を別に確保したうえで、余裕資金の範囲で始めるのが基本になります。
Q3. SBI証券と楽天証券の両方に口座を作っても大丈夫ですか
A. まったく問題ありません。証券口座はいくつ持っていても維持費はかからず、持っているだけで不利になることもないです。ただし新NISA口座は1人1つの金融機関に限られるので、そこだけはどちらか一方に決める必要があります。私も両方持っていて、新NISAは片方に集約しています。
Q4. クレジットカードを持っていなくても始められますか
A. 始められます。クレカ積立を使わず、銀行口座からの引き落としで積み立てる方法があるからです。その場合ポイント還元は受けられませんが、投資そのものはまったく同じように進められます。カードの発行を待っていると始めるのが遅れるので、まず銀行引き落としで積立を開始して、カードが届いてから設定を切り替えるという順番でも大丈夫ですよ。
Q5. 新NISAでどの商品を買えばいいのか分かりません
A. つみたて投資枠で選べる投資信託は金融庁の基準を通ったものに限られているので、極端に不利な商品は最初から入っていません。そのなかでも全世界株式や米国株式に連動する低コストのインデックスファンドが、多くの人に選ばれています。信託報酬という保有中のコストが低いものを選ぶ、というのが最初の判断軸として分かりやすいでしょう。
50代の新NISAはSBI証券と楽天証券のどちらでも始められる
ここまで見てきたとおり、SBI証券と楽天証券は買える商品も手数料もほとんど同じです。差が出るのは、貯まるポイントの使いやすさ、画面のなじみやすさ、そして将来どこまで手を広げたいかという3点でした。
楽天のサービスが生活に入り込んでいるなら楽天証券。三井住友カードを使っている、あるいは高配当株やIPOにも挑戦したいならSBI証券。どちらにも当てはまらないなら、画面を見て「こっちのほうが続けられそう」と感じたほうで構いません。
50代からの資産形成でいちばんもったいないのは、比較に時間を使いすぎて始められないことです。還元率のわずかな差より、今月から積立を始められるかどうかのほうが、10年後の残高にはるかに大きく響きます。
私自身、両方の口座を使いながら少しずつ資産を積み上げてきました。特別なテクニックを使ったわけではなく、決めて、設定して、あとは放っておいただけです。この記事を読み終えたら、気になったほうの口座開設ページを開いてみてください。10分後には、あなたの新NISAが動き出しているはずですよ。
迷っている今日が、いちばん早いスタート地点です
口座開設も維持も無料なので、作ってみて合わなければ使わなければいいだけ。まずは口座をつくって、少額から始めてみましょう。
- どちらも口座開設料・維持手数料は0円
- 新NISAは月100円から積み立てられる
- 申込みはスマホで完結、書類の郵送は不要
※新NISA口座を使えるのは1人1社まで。証券口座そのものは両方持てます
あなたは何歳で「働かなくてよくなる」?
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